株式会社Classroom Adventureは、2026年4月2日にタイ・バンコクのバンコク芸術文化センターで開催された「International Fact-Checking Day 2026(世界ファクトチェックの日)」記念セミナーに登壇し、ゲーム型メディアリテラシー教材「レイのブログ」の体験会を実施しました。タイ健康促進財団(สสส.)やCofact Thailandなどが主催した本イベントを通じ、グローバルリスクとなっている誤情報・偽情報への対策を国際的に発信しました。
深刻化する誤情報・偽情報というグローバルリスク
近年、SNSの普及や生成AI技術の急速な発展により、誤情報・偽情報の拡散は深刻な社会問題となっています。世界経済フォーラム(ダボス会議)のグローバルリスク報告書では、「誤情報・偽情報」が2年連続で世界で最も懸念される短期的な脅威として挙げられました。国内でも、能登半島地震における偽の救助要請のように、デマが人命救助の妨げとなるなど、社会に大きな混乱をもたらしています。特に若者世代は、総務省の調査で誤情報を拡散する割合が高いことが指摘されており、情報の真偽を自らの力で疑い、調べるリテラシーの育成が急務となっています。
タイで開催された国際セミナーでの取り組み
今回のセミナーは「Lost in information: When Disinformation becomes a global risk」をテーマに開催され、国内外から多くの有識者が集まりました。弊社からはCTOの堀口が「Reality Check VS Deepfakes from Gen A to BB」と題したセッションに登壇しました。従来型のポスターやパンフレットによる一方的な啓発活動では、デジタルネイティブ世代に届きにくいという課題を指摘しました。その上で、ゲーミフィケーションを活用することで、参加者の当事者意識を高めるアプローチの有効性を共有しました。
「レイのブログ」を通じた実践的なファクトチェック体験
会場では、生成AIやSNS時代の情報との向き合い方をゲームで学ぶ主力プログラム「レイのブログ」の体験セッションも提供しました。参加者は物語に没入しながら、画像検索技術やマップアプリを用いた動画の撮影場所の特定、AIによって生成されたテキストや画像の識別など、実践的なファクトチェックの手法を体験しました。単に知識を伝えるだけでなく、「疑う」「調べる」「判断する」の3ステップを疑似体験することで、参加者のクリティカルシンキングを促進する機会となりました。
今後の展望
Classroom Adventureは、今回のタイでのイベント登壇と体験会の実施を通じて、ゲーミフィケーションを活用した教育アプローチが、国境を越えて有効であることを再確認しました。従来の一方的な講義形式では届きにくかった層に対しても、参加者が夢中になりながら深く考え、実践的に学べる体験へと変換していく方針です。また、アジアをはじめとする世界の教育機関やパートナー団体との連携をさらに深めていきます。情報があふれる時代において、一人ひとりが自ら確かめ、考え、判断できる力を育む教育の国際的な普及に貢献してまいります。
株式会社Classroom Adventureについて
株式会社Classroom Adventureについて
株式会社Classroom Adventureは、慶應義塾大学の現役学生が立ち上げたEdtechスタートアップです。「Make maenomeri(前のめりをつくる)」をミッションに掲げ、ゲーミフィケーションを活用した「楽しすぎる」学びを創造しています。
誤情報・偽情報をテーマにした主力プログラム「レイのブログ」は世界14カ国以上で50,000人以上が体験。また、社会問題化する「闇バイト」の危険性を疑似体験できる「レイの失踪」は、東京都、兵庫県、鳥取県をはじめとする全国の自治体や教育機関と連携して導入が進んでいます。
さらに、2024年からはファクトチェック(真偽検証)の技術を競う国際大会「Youth Verification Challenge(現 GenAsia Challenge)」を米Google社より引き継いで主催しています。2025年よりUNESCOの国際的ネットワーク「Media and Information Literacy Alliance」にも加入し、情報リテラシー教育の国際的な普及に貢献しています。

